◎ 蕎麦湯の効果
次回は「鴨肉」を予定しています
そば屋でのしめくくりといえば、やっぱり「そば湯」ですね。
そしてその「そば湯」には色々な効果があります。
そばにはタンパク質、ビタミンB1・B2、ルチン、鉄、カリウムを多く含んでいますが、注目すべきはルチン。ルチンは毛細血管を強くし動脈硬化を予防します。ただし、水溶性なのでそばのゆで汁の中に溶けだしてしまいます。
そこで、そば湯の登場です。
そば湯とは、通常は、そばを茹でた茹で湯のことを指しますが、その栄養価という事だけでなく、風味をよく味わえるようにと、そば粉を熱湯で溶いて別に作るケ−スもあります。
そばが栄養バランスの優れた食品であることは周知の通りですが、そば湯には、その栄養成分がたくさん溶け込んでいます。現代栄養学を知らなかった昔の人が、そばを食べた後でそば湯を忘れずに飲むことを奨めたのは、そば湯が栄養に富んでいることを経験的に知っていたからといえるでしょう。
そば湯に含まれる栄養成分のうち、米や小麦などの他の穀類と比較して特徴的なものは、ビタミン類とタンパク質の組成です。
このうち、ビタミン類から見てみると、そばにはAとCは殆ど存在しません。
しかしB1およびB2は多く含まれ、その量は米や小麦の約2倍にもなります。
B1については、そばがきなど100%そば粉の状態で食べた場合、わずか100gで成人1日当たりの必要量の40%近くを賄えるとされるほどです。
さらには、毛細血管を強くして脳出血や出血性の諸病に対して予防効果があるとされて話題にもなったルチンが、豊富に含まれています。
これらのビタミンB類やルチンは水溶性のため、茹でている間にどんどん茹で湯に溶け出してしまいます。
そば湯はその茹で湯ですので、これらビタミン類の貴重な補給源でもあるわけです。
また、そばのタンパク質は、その半分程度が水溶性ですから、これもそば湯の中に豊富に含まれています。
このタンパク質は、そばの旨み成分でもあって、栄養の面ばかりでなく、そばを余すところなく味わうにも、そば湯を飲んだ方がよいということになります。
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